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2019.07.10

自由に働くとは?博多まちづくりミートアップ -もっと自由な働き方と仕事づくりのあり方-

雑賀 元樹

ブランディング責任者
雑賀 元樹

diffeasyの働き方 仕事の流儀



 

博多まちづくりミートアップとは?

 

はい、どうもみなさん、こんにちわ、diffeasyの外部パートナーでブランディングなどをサポートさせていただいている雑賀(さいか)です。

 

代表の白石さんからのお誘いで、7月6日にキャナルシティ博多前のThe Companyで行われた博多まちづくりミートアップVol.17に参加してきました。

 

博多まちづくりミートアップとは、博多まちづくり推進協議会が主催する博多地区のさまざまな事業者をゲストに招き「これからの博多のまちづくり」を考える交流型のトークイベントです。

 

今回は17回目、ゲストは福岡を中心に海外にも事業展開するプロジェクト創生型ワークスペース&コミュニティ「The Company」を経営する榎本代表取締役と、2017年から入居し、共に成長してきた「株式会社diffeasy」のCEO白石さんでした。

 

「もっと自由な働き方と仕事づくりのあり方」というテーマでコワーキングの歴史を振り返りながら、これからの組織設計や協業のあり方や考えるという内容です。

 

では、本題にいってみましょう!

 

 

コワーキングについての概要 -歴史から現状など-

 

そもそもコワーキングの始まりは1995年ドイツ、Cbaseというコワーキングから始まりました。

 

その後、2001年のITバブルによって、大量リストラや契約社員の増加などを背景にしてフリーランスが増え、それに伴いニューヨークやサンフランシスコを中心としてコワーキング オフィスが増えてきました。

 

一方日本では、中小企業支援法や新会社法の設立、2008年のリーマンショック以降に、徐々にコワーキングオフィスが登場し、2016年くらいからドッと施設が増えてきたという状況です。

 

ちなみにシェアオフィスとコワーキングオフィスの主な違いをご存知でしょうか?

 

主な違いは、シェアオフィスはシンプルに場所貸し機能がメインで、コワーキングは場所貸しに加えて「交流する仕組みがある」ということでした。

 

「Co-working=一緒に働く」なので、協業できる場所というのが特徴です。

 

なんとニューヨークやサンフランシスコでは、コワーキングオフィスの延べ床面積が通常企業の延べ床面積を超えたという数字もあるそうです。

 

さらに今後もこの流れは世界的に加速していくでしょう。

 

 

The Companyの設立の背景と現状について

 

さて、ここからバトンは株式会社Zero-Tenの榎本社長にバトンが渡り、The Companyの生い立ちと現状について語っていただきました。

 

そもそもThe Companyができた理由は、当時Zero-Tenがアウトソースしていた会社との物理的距離をなくし、より一層クリエイティブの質を向上させようとして、共同オフィスを借りようとしたところがスタートでした。

 

そして場所を探しをして見つかった物件は、なんと900坪!!(確かに広すぎる。。。)

 

その時ちょうど、海外のコワーキングの盛況を目の当たりにした榎本社長が、「じゃ、もういっそコワーキングスペースを作ろう!」ということでThe Companyが2016年12月に誕生しました。

 

そして今では、世界合わせて10拠点、1000人近くの方がThe Companyを利用してるという、、、たった3年で10拠点、、進出スピードが尋常じゃない。。笑

 

また最近では、トヨタ九州とコラボして作ったイムズ内のGarrawayなど大企業とのイノベーションハブとしての可能性も今後期待されています。

 

今回面白いなと思ったのは、The Companyの海外拠点、特にセブとシンガポールでした。

 

セブは榎本社長曰く、ノリで作ったコワーキングということでしたが、蓋を開けてみると日本から案件が流れてくるということで、若くて優秀な現地のデザイナー、エンジニアが集まり、今ではセブで最大規模のコワーキングになりました。

 

Zero-Tenもセブの人材を有効活用し、国内の制作案件の大部分をセブで作っているそうです。

 

一方、シンガポールでは、国内拠点より大きな受注額の仕事を受けているということで、アジアのハブとしての存在感を如実に感じてるということでした。

 

しかし現在の課題としては、海外拠点同士、例えば、バンコクとシンガポールは頻繁に人材及び案件の交流が積極的に行われているのに比べ、日本と海外の交流がまだまだとても少ないという状況です。

 

やはり英語の壁は非常に大きいそうです。

 

アジアを含めたコラボレーションの可能性は恐らく福岡ならではの動きになるので、今後どうコミュニケーションを起こす仕組みを作るかが大きな鍵ということでした。

 

 

The Companyとdiffeasyのあゆみ

 

はい、そしてここからは、diffeasyの白石さんにマイクは渡り、diffeasyとThe Companyとの歩みを振り返ります。

 

2017年3月、The Companyの設立直後、貸しオフィススペースは全て埋まってしまっていました。

 

そこで白石兄弟がThe Companyに直談判し、3坪の会議室を一つ潰してオフィスとして利用させてもらうことになり入居が決まりました。

 

 

1年後、会議室も手狭になると、その隣の10坪あったZero-Tenのオフィススペースを借りることになります。

 

イベントでは、榎本社長が「家主が追い出された」。と冗談で言っておりましたが、移設後も榎本社長の計いで会社スペースとフリースペースの仕切りの壁の上部の隙間部分を機密情報保持のため、追加工事で埋めてくれたりなど、両社の関係性の良さが伺えました。

 

 

またその1年後の2019年4月には、The Company中洲川端店に移設し、今に至ります。

 

 

白石さん曰く、The Companyに入居することで、フリースペースでの雑談から案件の紹介がきたり、またデザイナーさんの採用に至るなど、The Companyが設計するコミニティから様々な恩恵を受けたとのこと。

 

さらにThe Company内で他社の成長や榎本社長の攻めの姿勢に刺激を受けて、お互いに切磋琢磨しながら成長できる環境があるというのがThe Companyの魅力だと続けました。

 

これからの働き方について

 

白石さん——

 

「diffeasyでも会社設計として在宅ワークや副業OKなど、自由な働き方を推奨しており、評価も自分で自分を評価する仕組みを導入しています。

 

ただ自由な働き方という言うと、聞こえはいいですが、実は非常に大変。自由にやってくださいという環境に来ると、最初は誰でも戸惑います。

 

これまでは終身雇用制度の中で組織に属し会社から降りてきたタスクをこなしていれば未来は安泰でよかったのですが、これからの時代は、自分で考えて仕事を作っていかなければならないようになります。

 

最近では、働き方改革ということがしきりに叫ばれていますが、それよりももっと根本的な教育から改革する必要があると思います。」

 

 

榎本社長—–

 

「昔はフリーランスというと、プログラミングができるなど手に職がある人しかできませんでしたが、最近だと手に職がなくてもフリーランスになることができるようになってきました。

 

以前にバットマンシリーズでダークナイトという作品があり、そのクリエイティブ担当の会社は従業員がたった8人の会社ということに驚愕しました。

 

調べてみると、メンバーはみんなプロデューサー的なポジションで、多くのフリーランスを束ねてクリエイティブ制作をしていました。

 

今後は以前では考えられなかった働き方や組織体制はまだまだ出てくると思います。

 

ただフリーランスは仕事を選べるので、会社に比べると成長や経験のチャンスが少ない。なので、The Companyとして成長できる環境みたいなものを提供できたらといいなと思っています。」

 

 

参加してみて感じたこと

 

この記事を書いてる私も、かれこれフリーランスになって4年が経ちましたが、独立当初は本当に何もかも自由で、初めての宙ぶらりん状態にとても戸惑いました。

 

ファシズムの全体主義の起源を分析したドイツ出身の社会心理学、精神分析、哲学者研究者のエーリッヒ・フロムは『自由からの逃走』という著書の中で、「自由とは、耐え難い孤独と痛烈な責任を伴うもの」だと言って上で、「その状況で生きていくには、『自分自身であること』についての勇気と強さを持ち、自我を徹底的に肯定しないといけない。」と伝えています。

 

逆に言えば、組織に属している、していないに関係なく、独立した個と生きていく術を身に付けることができれば、不透明な世の中でもやっていけるということも同時に示しています。

 

令和の時代は人々が心を寄せ合い文化を作り、個人の才能が花開く時代という意味が込められていますが、今回のテーマは時代の世相を反映した内容だなぁと思いました。

 

さて、ようやく自由に慣れてきた今は、自分のペースで仕事をできるので、いかに自分をストレッチさせて成長させるかが課題になっています。

 

そうなると、私もコワーキングという環境に身を置き、刺激を受けながら成長するのも一つの選択肢になり得るなと今回参加して思った次第です。

 

テクノロジー進化によって、日々変わっていく働き方。ここまでダイナミックに働き方が変わる時代は過去にも類を見ないのではないでしょうか。

 

「自由に働く」ということを改めて考えさせられるイベントでした。

 

さて、みなさんにとって「自由」という言葉は、どんな意味を持っているでしょうか?

 

written by

雑賀 元樹

ブランディング責任者
雑賀 元樹